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2019年07月26日(金)

マクロ経済スライド-自動年金減額システム-

「マクロ経済スライド」などと大変わかりにくいネーミングがされていますが、
簡単に言うと物価が上がると実質の年金額は減るというシステムです。

導入の経緯は、少子高齢化は年々進んで行きますので、
そのままでは現役世代の負担がどんどん増えて行きます。
そこで、少しずつ年金額を減らして現役世代の負担を少しでも軽くしていく制度です。
名目の年金額が減らないように物価上昇がなかった年は発動されません。

最近の発動例では
2014年に実質1.4%減
2019年に実質0.5%減 
が発動されました。

名目の年金額は、減らないので1年2年では減った実感がないかもしれませんが、
例えば 10年間 毎年物価が1%上昇してマクロ経済スライドが発動されると、
現在の調整率(-0.9%)×10年-9%
年金の実質価値が減ることになります。

若い人の負担が増えることも大変ですが、
インフレになると年金生活者の生活も苦しくなってしまいます。
高齢者にとってはデフレよりもインフレの方が深刻な問題と言えるでしょう。